介護施設実習を終えた、2年福祉科の生徒達の「声」をお送りします。素晴らしい文ですね!!

  • 2009.12.04 Friday
  • 17:55

 12月4日 金曜日


 私達にはこの初めての実習が「不安」と「心配」、この言葉しかなかった。初日から厳しいことも言われ、より不安も増した。あと○日もあるとばかり考えていたが、1日1日過ごしていく中で、もうあと○日しかないと感じられるようになった。


 最初の頃は、目標も具体的ではなく、とても悩んだ。目標は、利用者様の身体状況を少しでも把握してから立てることが大切だった。自分が動かなければ、何も始まらない。見学よりも実践を。目で見ているのではなく、自分の肌で皮膚に触れ、体温を感じることで、目だけでは見えないことが見えてくる


 学校と現場は違う。学校では、教科書の文をただ覚えるだけになってしまう。でも、現場には実際に認知症・アルツハイマーや胃ろうの方がいらっしゃることで、現場でしか経験できない「責任感」「人の命を預かることの大切さ」「肌で感じる体温」「残存能力」が学べるチャンスになる。


 私達は、それぞれのユニットで、おむつ交換・特浴介助・食事介助をさせていただいた。おむつ交換と入浴介助に共通して大切になるのは、プライバシーの保護であり、食事介助では、声かけ・咀嚼・嚥下の観察であるなど、担当をしてくださる職員の方々は何度でも丁寧に教えてくださった


 現場には、介護度が高く、ベッドから動けない利用者様もいらっしゃる。そのような方々には、部屋に音楽を流す・太陽の光を浴びせる、等「私は生きている」という実感をして頂いているともお聞きし、介護の理念にも繋がっていることがとても素敵だと感じた。


 最後に、私達一人ひとりに心に響いた言葉がある。


「介護は、優しさだけは通用しない
「お世話しているのはない。させていただいているのだということを忘れてはならない」
失敗を恐れるな、まずは挑戦。失敗してもいい、たとえ失敗しても挑戦したという気持ちが大切」
「信頼関係を築くには3年かかるが、3秒で崩れる
人のためにすることは、必ず自分にかえってくる」である。


 私達のこの2週間での実習は、決して完璧なものではなかった。でも、そこから学んだことはたくさんあり、不安に挑戦したからこそ、そこにはたくさんの「涙」があった。


 「命を預かることの大切さ」は、口先だけのきれいごとではない。実習の最後は、この施設で本当に良かったと思えたからこそ、笑顔で終えることができた。


 ここで学んだことを、来年の3年生での実習で生かしたい。





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